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IPOを目指す企業必見!IPO準備に必要な外部関係者を徹底解説

IPO(株式公開)は企業成長を加速する重要なステップです。しかし、IPOには専門性の高い準備が求められ、適切な外部関係者と連携する必要があります。本記事では、IPO準備で関わる外部関係者の役割を解説し、IPOを目指す企業が「どこに相談すべきか」を明確にすることで、一歩目を正しく踏み出せるようサポートします。
1.IPO準備における外部関係者の重要性
外部関係者の役割とは?
IPOを目指す企業には、財務、法務、労務、株式関連の広範な準備が求められます。一社だけで対応することは難しいため、専門知識を持つ外部関係者が必要です。それぞれが、財務報告のチェック、規制や法的対応、投資家への信頼構築と多岐にわたりサポートしてくれます。
2.IPOの成功に向けた外部支援の必要性
IPO成功には、統制された準備と外部専門家の助言が欠かせません。たとえば、財務情報の適正性を保証する監査法人や、マーケティング戦略を指導する主幹事証券会社が挙げられます。これらの関係者は、企業の課題を的確に見つけ、IPO成功に向けた方向性を示してくれる「パートナー」と言えるでしょう。
主幹事証券会社と監査法人の位置づけ
IPO準備において、主幹事証券会社は株式公開プロジェクト全体の「進行管理者」として、企業の市場評価を最大化します。一方、監査法人は内部統制や財務報告の信頼性を保証し、透明性のある企業運営を支える「ガード役」として重要です。これらの専門家の働きにより、企業は外部からの信頼を得ることが可能になるのです。
外部関係者との連携のコツ
早期の連携:
IPOプロジェクトの計画段階から関与させることで、準備を効率化できます。
明確なタスク設定:
関係者に期待する役割を具体的に伝え、目標を共有することが重要です。
コミュニケーション頻度の最適化:
定期的な進捗確認や課題共有を通じてプロセスをスムーズに進めましょう。
3.IPO準備の外部関係者とは?
IPO準備では、以下の外部関係者が一般的に関わります。役割を理解し、それぞれをうまく活用することが成功への鍵です。
監査法人
監査法人は財務諸表の適正性を確認し、企業の財務面を強化します。内部の財務体制整備もサポートしてくれるため、早期相談が推奨されます。
証券会社
主幹事証券会社はIPO準備の中心的存在です。投資家向けのマーケティングや株式価格の設定、各種市場との調整を行います。
証券代行機関(信託銀行など)
株式事務における中核役を担います。例えば、株主名簿管理や株式配当の実施を通じて企業の株式関連業務を円滑化します。
証券印刷会社
株式関連書類の印刷に対応します。IPO準備時には各種文書の正確性と法令遵守が求められる場面も多く、専門的な支援が必要です。
コンサルティング会社
内部統制の整備や経営戦略の策定を担当。IPO経験を持つ専門家を起用すると、準備の質が向上します。
弁護士
コンプライアンス対応や法的リスクの最小化を担当します。契約書のチェックや規制対応など、法的問題をクリアにします。
税理士
IPO準備では、税務処理や報酬制度の設計など税理士の専門性が不可欠です。税務リスクを軽減するためにも、適切な指導が必要です。
社会保険労務士
企業の労務面を強化します。労働契約の整備や従業員向けの教育体制支援など、内部環境の改善を進めます。
4.どこに相談するべきか?
IPO準備には、多方面の専門家が関係しますが、全てを統括的にサポートできる窓口があるとスムーズに進行します。当事務所では、以下の強みを活かしてIPOコンサルティングを行っています。
総合的支援:
税理士として税務対応をはじめ、監査法人、コンサルティング面でIPO支援に関する豊富な専門知識を持つスタッフが在籍しています。また、証券会社、法務、社会保険労務士とのネットワークを駆使して、企業の全体的な準備をサポートします。
専門知識:
IPO支援実績を豊富に持つスタッフが企業に特化したアドバイスを提供します。個別のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。
効率的な対応:
専門家を早期に巻き込むことで準備プロセスを加速し、企業の負担を軽減します。
おわりに
貴重なお時間、最後までコラムをお読み頂き、誠にありがとうございました。弊社はデロイトトーマツ出身のメンバーで構成されたプロフェッショナルチームによる20年以上の経験を活かした、質の高い税務サービスやコンサルティングサービスを提供しております。お客様のお悩みに併せて案件の大小、事務所の規模感問わずこれまでに多くの企業様の税務課題を解決し、ビジネス成長をサポートしてまいりました。IPO準備は、専門的な知識と知恵を必要とするプロセスです。困難に直面することがあれば、早めの相談が成功への近道となります。当事務所では、税務や財務、法務面など幅広い支援を提供するとともに、IPO経験豊富なネットワークを活用して、企業の課題を解決します。お読みいただいたご感想、またちょっとしたことでもIPOに関するご質問や、サービス紹介/コンサルティング&サポート/税務・会計顧問に関するご検討事項ございましたら、こちらのお問合せページから何なりとご連絡を頂けましたら幸いです。
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「専門家に話を聞いてみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
当事務所では、IPOの準備に向けた総合的な支援が可能です。成功に向けた一歩を、一緒に進めましょう!
この記事を書いた人

共同代表
(公認会計士・税理士・CFP)
熊谷 和哉
2000年有限責任監査法人トーマツ入社、上場会社の会計監査とともに、会計基準対応・IPO支援・内部統制構築等アドバイザリー業務に従事
2021年、20年超所属したトーマツ退社後、これまでの経験・知見を活かして自らが主体となるべく、デロイト トーマツ出身者を中心とした税理士法人・会計コンサルティングファームであるコンフィアンスグループを設立し共同代表として参画